文献詳細
今月の臨床 「産婦人科診療ガイドライン─産科編 2017」の新規項目と改正点
CQ004-2(改訂)
文献概要
●帝王切開例では全例で理学的予防法(間欠的空気圧迫法もしくは弾性ストッキング)を行う.
●妊娠の影響によるVTEリスクの増加は産褥6週間程度までは持続する.
●帝王切開後のVTE予防では未分画ヘパリン以外に低分子ヘパリン(エノキサパリン)が選択肢となり,出血リスク低減の面では低分子ヘパリンが優れている.
●妊娠の影響によるVTEリスクの増加は産褥6週間程度までは持続する.
●帝王切開後のVTE予防では未分画ヘパリン以外に低分子ヘパリン(エノキサパリン)が選択肢となり,出血リスク低減の面では低分子ヘパリンが優れている.
参考文献
1)小林隆夫,他 : 産婦人科領域における深部静脈血栓症/肺血栓塞栓症─1999年から2000年までの調査成績.日産婦新生児血会誌14 : 1─24, 2005
2)Jacobsen AF, et al : Incidence and risk patterns of venous thromboembolism in pregnancy and puerperium--a register-based case-control study. Am J Obstet Gynecol 198 : 233. e1─7, 2008
掲載誌情報