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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科72巻1号

2018年01月発行

文献概要

合併増大号 今月の臨床 産婦人科感染症の診断・管理─その秘訣とピットフォール 母子感染症

風疹

著者: 平原史樹1 奥田美加1

所属機関: 1横浜医療センター

ページ範囲:P.57 - P.63

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●風疹は大人同士で感染する感染症となっており,輸入感染症のケースが増加している.特に30〜50代の男性は風疹に対する免疫のない方が多く,風疹流行の要因となっている.

●先天性風疹症候群は職域での感染が原因となったケースが多く,職域での抗体検査,予防接種(MRワクチン)の推進を始め,健康管理の徹底が望まれる.

●海外流行地への渡航は風疹ウイルスに感染するリスクを上げる.渡航の際は万全の風疹予防対策,また帰国後は風疹発症リスクに対する適切な対応策をとることが望ましい.

参考文献

1)国立感染症研究所感染症疫学センター・ウイルス第3部 : 先天性風疹症候群に関するQ&A.2013年9月 https://www.niid.go.jp/niid/ja/crsqa.html
2)厚生労働省 : 2004年緊急提言 風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言.2004年8月 http://idsc.nih.go.jp/disease/rubella/rec200408rev3.pdf
3)平原史樹,他 : 母子感染 風疹・麻疹.産婦の実際60 : 343─350, 2011
4)Centers for disease control and Prevention : Rubella(German Measles)in Japan Alert-Level 2, Practice Enhanced Precautions. June 9, 2013
5)厚生労働省 : 特定指針風しんに関する特定感染症予防指針.2014年3月 http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000041928.pdf
6)国立感染症研究所 : 職場における風しん対策ガイドライン.2014年3月 https://www.niid.go.jp/niid/images/idsc/disease/rubella/kannrenn/syokuba-taisaku.pdf
7)日本産婦人科医会 : “風疹ゼロ”プロジェクト.2017年2月 http://www.jaog.or.jp/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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