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連載 Obstetric News
妊婦の梅毒
著者: 武久徹1
所属機関: 1武久レディースクリニック
ページ範囲:P.394 - P.395
文献購入ページに移動梅毒の疫学と病態
ペニシリンの登場後,梅毒の頻度は1940年代に急激に減少した.この減少は,母体梅毒頻度が着実に増加し始めた2004年まで続いた.2013年に米国で報告された梅毒の症例は56,471例以上であり,これは10万人あたり18症例に相当する.梅毒は全身性感染症で,原因はスピロヘータの一種であるトレポネーマ・パリダム(Treponema pallidum )の感染である.
妊婦の梅毒の危険因子には不正薬物乱用,健康管理不足,アフリカ系米国人,分娩前管理指示遵守不良などがある.
ペニシリンの登場後,梅毒の頻度は1940年代に急激に減少した.この減少は,母体梅毒頻度が着実に増加し始めた2004年まで続いた.2013年に米国で報告された梅毒の症例は56,471例以上であり,これは10万人あたり18症例に相当する.梅毒は全身性感染症で,原因はスピロヘータの一種であるトレポネーマ・パリダム(
妊婦の梅毒の危険因子には不正薬物乱用,健康管理不足,アフリカ系米国人,分娩前管理指示遵守不良などがある.
参考文献
ACOG PROLOG.Patient Management in the Office,7版,#7, 2017年
掲載誌情報