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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科72巻4号

2018年04月発行

増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック!

【症状編】代表的な症状からの疾患鑑別 《婦人科外来》

のぼせ/異常発汗/動悸

著者: 安井敏之1

所属機関: 1徳島大学大学院医歯薬学研究部生殖・更年期医療学分野

ページ範囲:P.24 - P.28

文献概要

鑑別診断のポイント
❖更年期障害としてみられるのぼせは,頸部に熱感が生じたのちに急激に顔面や四肢に広がるもので,その持続時間は1〜2分,長くても5分程度である.
❖のぼせや発汗は,薬剤によって引き起こされる場合や不安障害やパニック障害が原因となることがある.
❖月経異常について確認するとともに,ほてり,のぼせ,動悸以外の症状についても問診が必要である.

参考文献

1)西垂水和隆 : 3.寝汗・ほてり.金城光代,他(編) : ジェネラリストのための内科外来マニュアル,第2版.pp60─71,医学書院 ,2017
2)九嶋勝司 : 更年期障害.産婦治療49 : 47─51, 1984
3)廣井正彦,他 : 生殖・内分泌委員会報告(更年期障害に関する一般女性へのアンケート調査報告).日産婦誌49 : 433─439, 1997
4)高松 潔,他 : 更年期の不定愁訴.産婦治療94 : 241─249, 2007
5)Mishra GD, et al : Health symptoms during midlife in relation to menopausal transition : British prospective cohort study. BMJ 344 : e402─412, 2012
6)安井敏之,他 : 中高年女性のトータルヘルスケア 更年期障害─その実態とケア.臨婦産61 : 877─881, 2007
7)芹澤良幹 : 17.動悸.金城光代,他(編) : ジェネラリストのための内科外来マニュアル,第2版.pp280─291,医学書院,2017

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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