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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科72巻4号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック! 【疾患編2】不妊・不育 《一般不妊治療》

ドパミンアゴニスト療法

著者: 北原慈和1 岸裕司1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学

ページ範囲:P.145 - P.148

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外来管理のポイント
❖プロラクチノーマや機能性高プロラクチン血症による不妊症に対しては,ドパミンアゴニストによる薬物療法が第一選択となる.
❖無症候性高プロラクチン血症の場合,マクロプロラクチン血症も念頭におき,不必要な薬物療法は行わない.
❖薬剤性高プロラクチン血症による不妊症の場合,原因となっている薬物の処方医に相談することなく休薬や薬剤変更は行わない.
❖保険適応外での使用となるが,卵巣過剰刺激症候群の発症予防としてドパミンアゴニストが使用されるようになってきている.

参考文献

1)三宅 侃 : 高プロラクチン血症患者の排卵誘発─カバサール.産婦の実際55 : 939─943, 2006
2)武谷雄二,他 : CG-101(カバサール錠)の高プロラクチン血症および乳汁漏出症患者に対する第Ⅲ相二重盲検比較試験─メシル酸ブロモクリプチンとの比較.産と婦70 : 830─843, 2003
3)日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(監・編): 産婦人科診療ガイドライン─婦人科外来編2017,日本産科婦人科学会,2017
4)Raymond JP, et al : Follow-up of children born of bromocriptine-treated mothers. Horm Res 22 : 239─246, 1985
5)Colao A, et al : Pregnancy outcomes following cabergoline treatment : extended results from a 12-year observational study. Clin Endocrinol(Oxf) 68 : 66─71, 2007
6)服部尚樹,他 : マクロプロラクチン血症.HORM FRONT GYNECOL 18 : 285─293, 2011
7)Practice Committee of the American Society for Reproductive Medicine : Prevention and treatment of moderate and severe ovarian hyperstimulation syndrome : a guideline. Fertil Steril 106 : 1634─1647, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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