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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科72巻4号

2018年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック! 【疾患編2】不妊・不育 《人工授精》

提供精子を用いた人工授精(AID)

著者: 浜谷敏生1 小川誠司1 久慈直昭2 田中守1

所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室 2東京医科大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.163 - P.166

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外来管理のポイント
❖提供精子を用いた人工授精は,日本産科婦人科学会の会告に従い,匿名提供者の協力のもと行われている.
❖提供精子を用いた人工授精は1回当たりの妊娠率が約5%と決して高くはない.しかし,本邦では提供精子を用いた体外受精・顕微授精は実質的に許されていない.
❖生まれた子への告知が望まれるが,本邦では出自を知る権利や親子関係の法的規定などに関する問題がいまだ整備されていない.

参考文献

1)吉村泰典 : 生殖医療と法制化.HORM FRON GYNECOL 23 : 261─266, 2016
2)水澤友利,他 : 配偶子提供(性同一性障害を含む).臨婦産71 : 1157─1164, 2017
3)久慈直昭,他 : 提供精子を用いた人工授精の適応と実施法.臨婦産70(増) : 192─197, 2016
4)久慈直昭 : 精子提供.産と婦3 : 261─266, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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