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増刊号 産婦人科外来パーフェクトガイド─いまのトレンドを逃さずチェック! 【疾患編5】性感染症
梅毒
著者: 宮内彰人1
所属機関: 1日本赤十字社医療センター産婦人科
ページ範囲:P.376 - P.379
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❖日本では2011年ごろから患者数が急増し,男女間の性交渉による感染が,特に若い女性で増えている.
❖診断は梅毒血清反応(STSとTPHA)または病原体の検出により行う.
❖治療はペニシリン内服を第一選択とし,第1期は2〜4週間,第2期では4〜8週間,第3期以降では8〜12週間投与し,STSで治癒判定する.
❖梅毒の診断が確定した場合,診断した医師は感染症法に基づき,届け出を行う.
❖日本では2011年ごろから患者数が急増し,男女間の性交渉による感染が,特に若い女性で増えている.
❖診断は梅毒血清反応(STSとTPHA)または病原体の検出により行う.
❖治療はペニシリン内服を第一選択とし,第1期は2〜4週間,第2期では4〜8週間,第3期以降では8〜12週間投与し,STSで治癒判定する.
❖梅毒の診断が確定した場合,診断した医師は感染症法に基づき,届け出を行う.
参考文献
1)日本性感染症学会(編): 梅毒.性感染症診断・治療ガイドライン2016.日性感染症会誌27(suppl) : 48─52, 2016
2)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会 : 産婦人科診療ガイドライン─婦人科外来編 2017.pp16─19,2017
3)Takahashi T, et al : Rapid Increase in Reports of Syphilis Associated With Men Who Have Sex With Women and Women Who Have Sex With Men, Japan, 2012 to 2016. Sex Transm Dis 45 : 139─143, 2018
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