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今月の臨床 精子・卵子保存法の現在─「産む」選択肢をあきらめないために 配偶子保存の臨床
精巣内細胞の凍結保存
著者: 岡田弘1
所属機関: 1獨協医科大学埼玉医療センター・泌尿器科・リプロダクションセンター
ページ範囲:P.438 - P.442
文献購入ページに移動●若年男児の妊孕性温存手段は,精巣組織凍結保存である.
●体外培養による,精巣組織からの精子作出法確立に向けた研究が進んでいる.
●長期間凍結保存するための,費用を含めた公的な援助体制が整備されることが望まれる.
●体外培養による,精巣組織からの精子作出法確立に向けた研究が進んでいる.
●長期間凍結保存するための,費用を含めた公的な援助体制が整備されることが望まれる.
参考文献
1)ASCO guide line. http://jco.ascopubs.org/cgi/doi/10.1200/JCO.2013.49.2678
2)日本癌治療学会(編) : 小児,思春期・若年がん患者の妊孕性温存に関する診療ガイドライン.金原出版,2017
3)Polge C, et al : Fertilizing capacity of bull spermatozoa after freezing at -79℃ Nature 169 : 626─627, 1952
4)飯塚理八,他 : 凍結保存人精液による人工授精成功例.日本不妊学会雑誌3 : 241─245, 1960
5)Pont J, et al : Fertility after chemotherapy for testicular germ cell cancer. Fertil Steril 68 : 1─5, 1997
6)Rendtorff R, et al : Hormone and sperm analyses after chemo- and radiotherapy in childhood and adolescence. Klin Padiatr 222 : 145─149, 2010
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