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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科72巻9号

2018年09月発行

文献概要

今月の臨床 症例検討会で突っ込まれないための“実践的”婦人科画像の読み方 総論

MRI画像:拡散強調像の特徴とその読み方

著者: 山本和宏1

所属機関: 1大阪医科大学放射線医学教室

ページ範囲:P.839 - P.854

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●拡散強調像は,読影時間短縮と読影精度向上の両方に寄与し,婦人科領域の臨床にて活用できる撮影方法である.

●拡散強調像にはT2 shine-through,T2 dark-throughなどのピットフォールがあるため,注意が必要である.

●読影に際して拡散強調像は高いb値の画像だけで判断してはいけない.T2強調像あるいはb=0画像を確認する習慣をもつべきである.

●新しい撮像方法である局所励起diffusionで,従来の拡散強調像より分解能を向上させた画像が得られるようになっている.

参考文献

1)田中 宏 : 腹部の連想画像診断─画像に見えないものを診る.メジカルビュー社,2015
2)山田哲久,他 : MRIに絶対に強くなる撮影法のキホンQ&A.pp57─62,羊工社,2014
3)扇 和之,他 : MRIに絶対に強くなるワンポイントレッスン.pp201─210,羊工社,2012
4)上野嘉子 : 症例から学ぶMRIの基礎.画像診断37 : 65─59,2017
5)後閑武彦 : 特集 : 知っておきたいMRI画像診断のコツ.臨床画像34 : 201─209,2018
6)田中優美子 : 産婦人科の画像診断.pp64─93,金原出版,2014
7)田中優美子 : 産婦人科の画像診断.pp365─379,金原出版,2014
8)Koyama T, et al : Value of diffusion-weighted images in ovarian tumors. Proc Intl Soc Mab Res Med 14 : 305, 2006
9)Takeuchi M, et al : Evaluating myometrial invasion in endometrial cancer: comparison of reduced field-of-view diffusion-weighted imaging and dynamic contrast-enhanced MR imaging. Magn Reson in Med Sciences 17 : 28─34, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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