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今月の臨床 症例検討会で突っ込まれないための“実践的”婦人科画像の読み方 総論
CT画像:RECIST判定はこう行う
著者: 髙橋哲1
所属機関: 1愛仁会高槻病院イメージングリサーチセンター
ページ範囲:P.863 - P.869
文献購入ページに移動●RECISTは臨床試験評価のために単純化,標準化したもので,日常臨床での個々の症例における治療効果判定を目的としたものではない.
●リンパ節は短径15mm以上,その他の腫瘍病変は長径10mm以上のものが測定可能病変である.
●浸潤のある臓器をまんべんなく含み,各臓器2病変まで,最大5病変の径の和で評価する.
●最小値から径和20%以上かつ5mm以上の増加でPD,ベースラインから30%以上の縮小でPRと判定する.
●リンパ節は短径15mm以上,その他の腫瘍病変は長径10mm以上のものが測定可能病変である.
●浸潤のある臓器をまんべんなく含み,各臓器2病変まで,最大5病変の径の和で評価する.
●最小値から径和20%以上かつ5mm以上の増加でPD,ベースラインから30%以上の縮小でPRと判定する.
参考文献
1)Eisenhauer EA, et al : New response evaluation criteria in solid tumours : revised RECIST guideline(version 1.1).Eur J Cancer 45 : 228─247, 2009
2)固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン(RECISTガイドライン)─改訂版version 1.1─日本語訳JCOG版ver.1.0 2010. Available from : http://www.jcog.jp/doctor/tool/RECISTv11J_20100810.pdf
3)Katayama H, et al : Adverse reactions to ionic and nonionic contrast media. A report from the Japanese Committee on the Safety of Contrast Media. Radiology 175 : 621─628, 1990
4)鳴海善文,他 : 非イオン性ヨード造影剤およびガドリニウム造影剤の重症副作用および死亡例の頻度調査.日本医放会誌65 : 300─301, 2005
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