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文献概要
今月の臨床 症例検討会で突っ込まれないための“実践的”婦人科画像の読み方 部位別各論 : 卵巣
卵巣がん:PDSかNAC+IDSか,画像からどう判断する?
著者: 寺内文敏1
所属機関: 1東京医科大学産科婦人科学分野
ページ範囲:P.919 - P.925
文献購入ページに移動●進行卵巣がんの初回治療をPDSとするかNAC+IDSとするかの判断は,肉眼的残存腫瘍を認めないcomplete surgeryの達成可否にかかっている.その判断を画像から行ううえで最も重要なポイントは,「播種の存在」である.
●読影重要ポイントは,造影CTによる上腹部(特に横隔膜)とMRI/T2強調像による骨盤部(特にダグラス窩)の「播種」である.
●読影重要ポイントは,造影CTによる上腹部(特に横隔膜)とMRI/T2強調像による骨盤部(特にダグラス窩)の「播種」である.
参考文献
1)Muallem MZ, et al : Diaphragmatic surgery in advanced ovarian, tubal and peritoneal cancer. A 7-year retrospective analysis of the tumor bank ovarian cancer network. Anticancer Res 36 : 4707─4713, 2016
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