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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科73巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル Ⅱ.婦人科編 症状・所見からみた疾患鑑別と病態把握

―救急外来―下腹部痛を主訴とする患者がコンサルトされたとき

著者: 岩井加奈1 小林浩1

所属機関: 1奈良県立医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.32 - P.35

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当直医へのコール
◉救急隊からのコールは,婦人科疾患の既往のある患者や,性器出血を伴う患者,月経中の患者が多い.
◉コンサルトは,1次・2次輪番の内科からが多く,消化器疾患などが否定的な下腹部痛患者や,妊娠の可能性がある患者,下腹部腫瘤を伴う患者がコンサルトされる.
◉コール時はバイタルサインの異常の有無,妊娠の可能性の有無,下腹部痛の性状,発症からの時間などを確認する.

参考文献

1)立澤直子,他:大学附属病院全診療部門支援型ERにおける急性腹症:性差からみた検討.帝京医誌36:93-100, 2013
2)急性腹症診療ガイドライン出版委員会(編):急性腹症診療ガイドライン2015.pp20-23,医学書院,2015
3)Ramoska EA, et al : Reliability of patient history in determining the possibility of pregnancy. Ann Emerg Med 18 : 48-50, 1989
4)Jung SI, et al:Added value of using a CT coronal reformation to diagnose adnexal torsion. Korean J Radiol 16 : 835-845, 2015
5)小林 浩,他:産婦人科研修ハンドブック.pp231-232,海馬書房,2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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