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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科73巻4号

2019年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル Ⅱ.婦人科編 救急/時間外での対応法

卵巣過剰刺激症候群

著者: 木田尚子1 中尾朋子1 岡田英孝1

所属機関: 1関西医科大学産婦人科学講座

ページ範囲:P.89 - P.91

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当直医へのコール

 救急外来からコンサルトされ,卵巣過剰刺激症候群と診断される症例は,下記のようなコール内容であることが多い.
◉38歳(20〜40代)の女性です.
◉腹部膨満感,悪心,呼吸困難感の訴えで受診しました.
◉病歴に不妊治療による排卵誘発,卵巣刺激があります.
◉超音波検査で卵巣腫大,腹水を認めます.

参考文献

1)Nastri CO, et al : Ovarian hyperstimulation syndrome : pathophysiology,staging, prediction and prevention. Ultrasound Obstet Gynecol 45 : 377-393, 2015
2)Chen SU, et al : Signal mechanisms of vascular endothelial growth factor and interleukin-8 in ovarian hyperstimulation syndrome : dopamine targets their common pathways. Hum Reprod 25 : 757-767, 2010
3)Blumenfeld Z : The ovarian hyperstimulation syndrome. Vitam Horm 107 : 423-451, 2018
4)日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会 : 生殖・内分泌委員会報告「卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の診断基準ならびに予防法・治療指針の設定に関する小委員会」.日産婦会誌54 : 860-868(Ⅲ),2002
5)日本産科婦人科学会生殖・内分泌委員会 : 生殖・内分泌委員会報告「卵巣過剰刺激症候群の管理方針と防止のための留意事項」.日産婦会誌61 : 1338-1145, 2009
6)厚生労働省 : 重篤副作用疾患別対応マニュアル 卵巣過剰刺激症候群(OHSS).http://www.info.pmda.go.jp/juutoku/file/ifm1104011.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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