icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科73巻4号

2019年04月発行

増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル

Ⅱ.婦人科編 救急/時間外での対応法

性暴力被害

著者: 宮国泰香1 安達知子2

所属機関: 1東部地域病院婦人科 2母子愛育会総合母子保健センター愛育病院

ページ範囲:P.101 - P.105

文献概要

当直医へのコール
◉警察を介する受診では,患者の同意を得たうえで,警察が持参するキットを用いて証拠を採取する.検体は必要事項を正確に記載して,警察に保管してもらう.
◉警察に連絡を取ることなく受診した場合は,公費による費用負担などがあることを伝え,警察への届け出や性暴力・性犯罪被害者のためのワンストップ支援センターへの連絡を勧める.
◉待合場所も含めて,可能な限り他の患者と出会うことがないように,診療室に誘導する.
◉医療者の言動が被害者の心情をさらに傷つける「セカンドレイプ」と受け取られないように,言葉がけに留意する.

参考文献

1)NPO法人レイプクライシスセンターTSUBOMI : 性暴力被害者支援のためのサポートブック 53のQ&A
2)内閣府:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター開設・運営の手引.http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/zenbun.pdf
3)警察庁:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター.https://www.npa.go.jp/higaisya/renkei/onestop.html
4)内閣府:性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター一覧.http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/avjk/pdf/one_stop.pdf
5)日本産婦人科医会:性犯罪被害者診療チェックリスト.https://www.npa.go.jp/hanzaihigai/kohyo/shien_tebiki/pdf/s2.pdf
6)日本産婦人科医会:産婦人科医における性犯罪被害者対応マニュアル.http://www.jaog.or.jp/wp/wp-content/uploads/2017/01/manual_2008.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら