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増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル Ⅲ.産科編 妊産褥婦の合併疾患への対処法 精神疾患
希死念慮(自殺未遂)
著者: 畠中健吾1 上條吉人1
所属機関: 1埼玉医科大学病院救急センター・中毒センター
ページ範囲:P.328 - P.331
文献購入ページに移動希死念慮がみられる,または希死念慮をもちうる妊婦・褥婦を産婦人科医が診察する場面やそのような患者が救急外来から産婦人科医にコールされる場面については,下記のような状況が想定される.
◉妊娠中もしくは産後の患者が抑うつ状態や希死念慮を疑わせる主訴を訴え,その対応に迫られる場合.
◉妊娠中または産後に発症した精神症状に対して薬物療法が必要となる場合や,入院加療が必要となり産婦人科による周産期管理が必要となる場合.
◉妊娠中の自傷行為・自殺企図により生じた外傷や過量服薬に対して,母体評価ならびに胎児評価が必要となる場合.
本稿では,妊婦・褥婦のこのような状況への対応ついて解説する.
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