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文献概要
増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル Ⅲ.産科編 妊産褥婦の合併疾患への対処法 その他
てんかん
著者: 赤松直樹1
所属機関: 1国際医療福祉大学医学部神経内科
ページ範囲:P.332 - P.335
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◉子癇(eclampsia) : 妊産褥婦の初発全身痙攣発作には子癇発作がある.妊娠28週からみられるが,分娩時から出産48時間後までの発症が多い.妊娠高血圧症候群が子癇のリスクファクターである.
◉慢性のてんかん : 妊娠前からてんかんと診断されていた患者で,妊娠中にてんかん発作をきたす場合がある.誘因の除去および抗てんかん薬の調整が必要となる.
◉急性症候性発作 : 稀ではあるが妊婦が脳静脈洞血栓症,脳出血,クモ膜下出血,脳炎,脳腫瘍,代謝異常,薬物中毒などを発症しその症状として急性のてんかん発作をきたすことがある.
◉子癇(eclampsia) : 妊産褥婦の初発全身痙攣発作には子癇発作がある.妊娠28週からみられるが,分娩時から出産48時間後までの発症が多い.妊娠高血圧症候群が子癇のリスクファクターである.
◉慢性のてんかん : 妊娠前からてんかんと診断されていた患者で,妊娠中にてんかん発作をきたす場合がある.誘因の除去および抗てんかん薬の調整が必要となる.
◉急性症候性発作 : 稀ではあるが妊婦が脳静脈洞血栓症,脳出血,クモ膜下出血,脳炎,脳腫瘍,代謝異常,薬物中毒などを発症しその症状として急性のてんかん発作をきたすことがある.
参考文献
1)Hart LA, et al : Seizures in pregnancy : Epilepsy. Eclampsia, and stroke. Seminars in perinatology 37 : 207-224, 2013
2)Bollig KJ, et al : Seizures in pregnancy. Obstet Gynecol Clin N Am 45 : 349-367, 2018
3)てんかん診療ガイドライン委員会,他 : てんかんと妊娠,日本神経学会てんかん診療ガイドライン2018.医学書院,2018
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