文献詳細
増刊号 産婦人科救急・当直対応マニュアル
Ⅲ.産科編 妊産褥婦の合併疾患への対処法 その他
文献概要
当直医へのコール
◉脱水,熱中症の初期は当直医にお願いし,婦人科医は胎児の状況の確認と,脱水,高体温の原因となりうる産科的原因の検索を,当直医と相談しながら進める.
◉脱水が疑われる場合,まず体液喪失なのか,自由水の喪失なのかを考える.
◉熱中症は,暑熱環境の程度と時間の長さ,臨床症状から診断する.
◉脱水,熱中症の初期は当直医にお願いし,婦人科医は胎児の状況の確認と,脱水,高体温の原因となりうる産科的原因の検索を,当直医と相談しながら進める.
◉脱水が疑われる場合,まず体液喪失なのか,自由水の喪失なのかを考える.
◉熱中症は,暑熱環境の程度と時間の長さ,臨床症状から診断する.
参考文献
1)中井誠一 : 熱中症の疫学(変遷).熱中症〜日本を襲う熱波の恐怖〜改訂第2版(日本救急医学会 監修).pp12-18,へるす出版,2015
2)三宅康史,他 : レセプトデータを用いた最近5年の熱中症患者の推移(2010〜2014年).日医会誌144 : 527-532, 2015
3)三宅康史,他 : 2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた外国人・障害者等に対する熱中症対策に関する研究.平成28年度厚生労働行政推進調査事業費補助金研究報告書
4)日本救急医学会熱中症に関する委員会 : 熱中症の実態調査―日本救急医学会Heatstroke STUDY2012最終報告―.日本救急医学会雑誌25 : 846-862, 2014
5)日本救急医学会熱中症に関する委員会 : 熱中症診療ガイドライン2015.http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10800000-Iseikyoku/heatstroke2015.pdf,日本救急医学会編.2015
6)環境省 : 熱中症環境保健マニュアル2018.http://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php
掲載誌情報