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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科73巻8号

2019年08月発行

連載 Obstetric News

誘発分娩を考える(8)―難産

著者: 武久徹1

所属機関: 1武久レディースクリニック

ページ範囲:P.804 - P.805

文献概要

 帝王切開は米国において最多の大手術であり,毎年約100万例に達する.妊娠の約1/3は,米国では帝王切開で出産している.その原因は,帝王切開後の経腟試験分娩(VBAC)減少,母体(と家族)の希望,ハイリスク妊娠数の増加,そして産科法医学的環境などが考えられる.

 米国イェール大学で7年間(2003〜2009年),32,443例の生児出産が調べられた.この間,帝王切開率は26%から36.5%に50%増加したが,この50%の増加の原因は,初回帝王切開の増加だった.

参考文献

ACOG PROLOG, Obstetrics, 第8版, #60, Labor dystocia, 2018年

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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