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合併増大号 今月の臨床 周産期超音波検査バイブル―エキスパートに学ぶ技術と知識のエッセンス 産科超音波検査の基礎編
超音波診断装置の基礎知識と装置の調整方法
著者: 日高庸博1
所属機関: 1九州大学病院総合周産期母子医療センター
ページ範囲:P.6 - P.13
文献購入ページに移動●超音波診断装置を有効に利用するためには,目的に応じた装置の設定が重要である.
●胎児超音波検査を精密に行う際には,プローブを持つ検者の手が母体腹壁上で安定することが,意図する断面を得るために重要である.
●超音波の生体への影響を考慮しながら,検査が十分に行える範囲の最小の超音波出力で装置を使用し,検査はできるだけ短時間で行うことを常に意識したい.
●胎児超音波検査を精密に行う際には,プローブを持つ検者の手が母体腹壁上で安定することが,意図する断面を得るために重要である.
●超音波の生体への影響を考慮しながら,検査が十分に行える範囲の最小の超音波出力で装置を使用し,検査はできるだけ短時間で行うことを常に意識したい.
参考文献
1)Torloni MR, et al : Safety of ultrasonography in pregnancy : WHO systematic review of the literature and meta-analysis. Ultrasound Obstet Gynecol 33 : 599-608, 2009
2)Whitworth M, et al : Ultrasound for fetal assessment in early pregnancy. Cochrane Database Syst Rev 14 : CD007058, 2015
3)Salvesen KA, et al : Routine sonography in utero and school performance at age 8-9 years. Lancet 339 : 85-89, 1992
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