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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル

婦人科編 Ⅰ.婦人科感染症・類縁疾患

性器クラミジア感染症

著者: 野口靖之1 南谷智之2

所属機関: 1愛知医科大学産婦人科 2総合大雄会病院産婦人科

ページ範囲:P.17 - P.19

文献概要

処方のポイント

Chlamydia trachomatisは耐性菌が存在せず,子宮頸管炎であればマクロライド系,キノロン系経口抗菌薬によりほぼ確実に治療が可能である.

◆妊娠症例はキノロン系抗菌薬が禁忌であるため,マクロライド系経口抗菌薬により治療する.

◆腹痛を伴う重症例は,入院管理とし,ミノサイクリン,アジスロマイシン,レボフロキサシンの点滴により治療を行う.

参考文献

1)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会(編) : 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2017.pp1-3,日本産科婦人科学会,2017
2)CDC : MMWR Recomm Rep 59 : 1-110, 2010
3)清田 浩,他 : 日性感染症会誌27(Suppl) : 4-170, 2016

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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