文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編 Ⅰ.婦人科感染症・類縁疾患
文献概要
処方のポイント
◆淋菌感染症では,抗菌薬に対する薬剤耐性が大きな問題となる.現在は,セフトリアキソンが最も耐性が少ない抗菌薬であり,第一選択となる.それ以外のセフェム,マクロライド,キノロン系薬剤は耐性菌には無効となる.
◆患者の服薬アドヒアランスが悪いことから単回投与が基本である.
◆性器クラミジアとの混合感染も念頭に置く必要がある.これらの同時検査の結果をもとに治療薬を併用することになる.
◆淋菌感染症では,咽頭感染も想定される.また,パートナーには検査・治療を勧めるべきである.
◆淋菌感染症では,抗菌薬に対する薬剤耐性が大きな問題となる.現在は,セフトリアキソンが最も耐性が少ない抗菌薬であり,第一選択となる.それ以外のセフェム,マクロライド,キノロン系薬剤は耐性菌には無効となる.
◆患者の服薬アドヒアランスが悪いことから単回投与が基本である.
◆性器クラミジアとの混合感染も念頭に置く必要がある.これらの同時検査の結果をもとに治療薬を併用することになる.
◆淋菌感染症では,咽頭感染も想定される.また,パートナーには検査・治療を勧めるべきである.
参考文献
1)Miller WC, et al:JAMA 291:2229-2236, 2004
2)守殿貞夫,他:日性感染症会誌15:8-11, 2004
3)小野寺昭一:化療の領域21:1134-1138, 2005
4)日本性感染症学会:日性感染症会誌27:53-61,2016
5)三鴨廣繁,他:感染と抗菌薬5:267-269,2002
掲載誌情報