文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編 Ⅱ.内分泌・不妊
文献概要
処方のポイント
◆子宮内腔からの出血を認めた際に機能性子宮出血と診断するためには,悪性腫瘍などの婦人科器質的疾患を除外することが必要であるが,内科的疾患や薬剤性の病態の有無については注意が必要である.
◆エストロゲンの分泌を認めるとき(破綻出血)はプロゲストーゲン製剤の投与を,エストロゲンとプロゲストーゲンの分泌に由来する消退出血と判断されれば合剤の投与を考慮する.
◆子宮内腔からの出血を認めた際に機能性子宮出血と診断するためには,悪性腫瘍などの婦人科器質的疾患を除外することが必要であるが,内科的疾患や薬剤性の病態の有無については注意が必要である.
◆エストロゲンの分泌を認めるとき(破綻出血)はプロゲストーゲン製剤の投与を,エストロゲンとプロゲストーゲンの分泌に由来する消退出血と判断されれば合剤の投与を考慮する.
参考文献
1)日本産科婦人科学会 : 日産婦会誌63 : N4-N5, 2011
2)日本女性医学学会(編) : 機能性子宮出血.女性医学ガイドブック 思春期・性成熟期編2016年度版.pp96-101,金原出版,2016
3)苛原 稔,他 : 産婦治療84 : 511-515, 2002
4)氏原悠介,他 : 臨婦産68 : 52-54, 2014
掲載誌情報