icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル

婦人科編 Ⅱ.内分泌・不妊

機能性子宮出血

著者: 尾林聡1

所属機関: 1獨協医科大学産科婦人科学講座

ページ範囲:P.43 - P.46

文献概要

処方のポイント

◆子宮内腔からの出血を認めた際に機能性子宮出血と診断するためには,悪性腫瘍などの婦人科器質的疾患を除外することが必要であるが,内科的疾患や薬剤性の病態の有無については注意が必要である.

◆エストロゲンの分泌を認めるとき(破綻出血)はプロゲストーゲン製剤の投与を,エストロゲンとプロゲストーゲンの分泌に由来する消退出血と判断されれば合剤の投与を考慮する.

参考文献

1)日本産科婦人科学会 : 日産婦会誌63 : N4-N5, 2011
2)日本女性医学学会(編) : 機能性子宮出血.女性医学ガイドブック 思春期・性成熟期編2016年度版.pp96-101,金原出版,2016
3)苛原 稔,他 : 産婦治療84 : 511-515, 2002
4)氏原悠介,他 : 臨婦産68 : 52-54, 2014

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら