文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編 Ⅱ.内分泌・不妊
文献概要
処方のポイント
◆身体症状主体のPMSにはOC・LEPや漢方などを用いる.
◆中等度以上のPMSおよびPMDDに対しては,上記に加え,SSRIの使用を検討する.ただし,うつ病などの精神疾患の月経前増悪である可能性に留意する.
◆現在,国内でPMSに対しよく使用される薬剤で,保険適用となっているものはない.PMSの治療として処方をする際は,そのことを常に念頭に置く.
◆身体症状主体のPMSにはOC・LEPや漢方などを用いる.
◆中等度以上のPMSおよびPMDDに対しては,上記に加え,SSRIの使用を検討する.ただし,うつ病などの精神疾患の月経前増悪である可能性に留意する.
◆現在,国内でPMSに対しよく使用される薬剤で,保険適用となっているものはない.PMSの治療として処方をする際は,そのことを常に念頭に置く.
参考文献
1)日本産科婦人科学会(編集・監修) : 産科婦人科用語集・用語解説集,改訂第4版.日本産科婦人科学会,2018
2)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会(編) : 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2017.日本産科婦人科学会,2017
3)The American College of Obstetricians and Gynecologists : Guidelines for Women's Health Care, 4th edition. American College of Obstetricians and Gynecologists, Washington, DC, 2014
4)日本精神神経学会(日本語版用語監修) : DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアル.医学書院,2014
5)Takeda T, et al : Arch Womens Ment Health 9 : 209-212, 2006
6)日本女性心身医学会(編) : 最新女性心身医学.ぱーそん書房,2015
7)Pinkerton JV, et al : Am J Obstet Gynecol 202 : 221-231, 2010
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