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増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 婦人科編 Ⅲ.更年期・老年期
過活動膀胱・尿失禁
著者: 田辺晃子1
所属機関: 1田辺レディースクリニック
ページ範囲:P.125 - P.127
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◆患者の主訴が「頻尿」や「尿失禁」などの個別の症状であっても,女性下部尿路症状(FLUTS)の基本評価を行い,適切な治療法を選択する必要がある.
◆過活動膀胱には抗コリン薬またはβ3アドレナリン受容体作動薬を第一選択薬とする.
◆腹圧性尿失禁や混合性尿失禁には塩酸クレンブテロールを投与し,切迫性尿失禁を伴う場合は過活動膀胱の治療に準じて治療する.
◆患者の主訴が「頻尿」や「尿失禁」などの個別の症状であっても,女性下部尿路症状(FLUTS)の基本評価を行い,適切な治療法を選択する必要がある.
◆過活動膀胱には抗コリン薬またはβ3アドレナリン受容体作動薬を第一選択薬とする.
◆腹圧性尿失禁や混合性尿失禁には塩酸クレンブテロールを投与し,切迫性尿失禁を伴う場合は過活動膀胱の治療に準じて治療する.
参考文献
1)日本排尿機能学会 女性下部尿路症状診療ガイドライン作成委員会(編) : 女性下部尿路症状診療ガイドライン.RichHill Medical, 2013
2)日本排尿機能学会 過活動膀胱診療ガイドライン作成委員会(編) : 過活動膀胱診療ガイドライン,第2版.RichHill Medical, 2015
3)Katz IR, et al : J Am Geriatr Soc 46 : 8-13, 1998
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