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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 婦人科編 Ⅲ.更年期・老年期

過活動膀胱・尿失禁

著者: 田辺晃子1

所属機関: 1田辺レディースクリニック

ページ範囲:P.125 - P.127

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処方のポイント

◆患者の主訴が「頻尿」や「尿失禁」などの個別の症状であっても,女性下部尿路症状(FLUTS)の基本評価を行い,適切な治療法を選択する必要がある.

◆過活動膀胱には抗コリン薬またはβ3アドレナリン受容体作動薬を第一選択薬とする.

◆腹圧性尿失禁や混合性尿失禁には塩酸クレンブテロールを投与し,切迫性尿失禁を伴う場合は過活動膀胱の治療に準じて治療する.

参考文献

1)日本排尿機能学会 女性下部尿路症状診療ガイドライン作成委員会(編) : 女性下部尿路症状診療ガイドライン.RichHill Medical, 2013
2)日本排尿機能学会 過活動膀胱診療ガイドライン作成委員会(編) : 過活動膀胱診療ガイドライン,第2版.RichHill Medical, 2015
3)Katz IR, et al : J Am Geriatr Soc 46 : 8-13, 1998

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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