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文献概要
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 婦人科編 Ⅲ.更年期・老年期
皮膚瘙痒症・脱毛
著者: 牧田和也1
所属機関: 1牧田産婦人科医院
ページ範囲:P.145 - P.147
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◆皮膚瘙痒症とは,瘙痒感のみで明らかな発疹を認めない疾患群であり,瘙痒感を呈する部位により,汎発性と限局性に大別される.
◆産婦人科で診る皮膚瘙痒症は,外陰部周囲のものが主であり,治療としては副腎皮質ホルモン外用薬や抗ヒスタミン外用薬が中心となる.
◆脱毛に関して女性ホルモンとの関連は明確ではなく,婦人科外来においては副腎皮質ホルモン外用薬の処方で改善しないようなものは皮膚科にコンサルテーションするのが望ましい.
◆皮膚瘙痒症とは,瘙痒感のみで明らかな発疹を認めない疾患群であり,瘙痒感を呈する部位により,汎発性と限局性に大別される.
◆産婦人科で診る皮膚瘙痒症は,外陰部周囲のものが主であり,治療としては副腎皮質ホルモン外用薬や抗ヒスタミン外用薬が中心となる.
◆脱毛に関して女性ホルモンとの関連は明確ではなく,婦人科外来においては副腎皮質ホルモン外用薬の処方で改善しないようなものは皮膚科にコンサルテーションするのが望ましい.
参考文献
1)大塚藤男(原著 上野賢一) : 皮膚科学,第10版.金芳堂,2018
2)日本女性医学学会(編) : 女性医学ガイドブック 更年期医療編,2019年度版.金原出版,2019
3)日本更年期医学会(編集・監修) : ホルモン補充療法ガイドライン,2017年版.日本産科婦人科学会事務局,2017
4)Yokota M, et al : Menopause 23 : 974-983, 2016
5)浦部晶夫,他(編) : 今日の治療薬2019.南江堂,2019
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