文献詳細
文献概要
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 婦人科編 Ⅲ.更年期・老年期
不眠
著者: 西尾永司1
所属機関: 1藤田医科大学産婦人科
ページ範囲:P.152 - P.155
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◆不眠障害は睡眠衛生指導が基本で,睡眠薬は補助的に使用する.
◆ただし,睡眠薬を使用して実際に眠れたという体験は重要で,これにより過覚醒状態が改善し,不眠への過剰な不安がなくなることがある.
◆睡眠薬を服用して安定した睡眠が得られたら,睡眠薬は漸減中止して生活指導を主体とした治療になる.
◆不眠障害は睡眠衛生指導が基本で,睡眠薬は補助的に使用する.
◆ただし,睡眠薬を使用して実際に眠れたという体験は重要で,これにより過覚醒状態が改善し,不眠への過剰な不安がなくなることがある.
◆睡眠薬を服用して安定した睡眠が得られたら,睡眠薬は漸減中止して生活指導を主体とした治療になる.
参考文献
1)Ciano C, et al : J Obstet Gynecol Neonatal Nurs 46 : 804-813, 2017
2)須田将吉,他 : 日本抗加齢医学会雑誌13 : 75-79, 2017
3)日本女性医学会(編) : 女性医学ガイドブック―更年期医療編,2019年度版.pp176-178,金原出版,2019
4)松浦雅人 : 睡眠覚醒障害の基本的な治療姿勢.樋口輝彦,他(編) : 今日の精神疾患治療指針,第2版.pp534-541,医学書院,2016
5)浦部右雄,他 : 今日の治療薬2019.pp877-896,南江堂,2019
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