文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編 Ⅳ.腫瘍
文献概要
処方のポイント
◆妊孕性温存療法を考慮できるのは,子宮内膜異型増殖症と子宮内膜に限局する類内膜癌Grade 1相当である.
◆妊孕性温存療法を考慮する場合は,妊孕性温存療法の選択基準を満たすことを確認し,子宮内膜がんに対する標準治療でない点について十分な説明と同意を得る必要がある.
◆妊孕性温存療法としては黄体ホルモン療法が有用だが,比較的高い再発率や禁忌を含む患者特異的な因子を踏まえて,本療法の限界や問題点を熟知する必要がある.
◆妊孕性温存療法を考慮できるのは,子宮内膜異型増殖症と子宮内膜に限局する類内膜癌Grade 1相当である.
◆妊孕性温存療法を考慮する場合は,妊孕性温存療法の選択基準を満たすことを確認し,子宮内膜がんに対する標準治療でない点について十分な説明と同意を得る必要がある.
◆妊孕性温存療法としては黄体ホルモン療法が有用だが,比較的高い再発率や禁忌を含む患者特異的な因子を踏まえて,本療法の限界や問題点を熟知する必要がある.
参考文献
1)NCCN : NCCN腫瘍学臨床診療ガイドライン―子宮体がん,2018年第1版.2017
2)Mitsuhashi A, et al : Annual Oncol 27 : 262-266, 2016
3)ParK JY, et al : Gynecol Oncol 129 : 7-11, 2013
4)Ushijima K, et al : J Clin Oncol 25 : 2798-2803, 2007
5)Gallos ID, et al : Am J Obstet Gynecol 203 : 547. e1-10, 2010
6)Baker J, et al : Gynecol Oncol 125 : 263-270, 2012
7)Kim MK, et al : Am J Obstet Gynecol 209 : 358. e1-4, 2013
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