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増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 婦人科編 Ⅳ.腫瘍
卵巣がん―術後アジュバント : 明細胞癌・粘液性癌
著者: 中井英勝1
所属機関: 1近畿大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.199 - P.202
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◆2017年の日本産科婦人科学会腫瘍登録では明細胞癌は24.4%,粘液性癌は9.1%であり,日本では明細胞癌が多いのが特徴である1).
◆漿液性癌と比較して化学療法の治療は奏効しにくく,予後不良である1, 2).
◆ほとんどの欧米のランダム化比較試験でこれらの組織型は全対象患者の10%以下であり,組織型ごとのサブグループ解析が行われること自体が少ない.また,報告されているサブグループ解析でも本組織型に有効な治療は示されていない.
◆2017年の日本産科婦人科学会腫瘍登録では明細胞癌は24.4%,粘液性癌は9.1%であり,日本では明細胞癌が多いのが特徴である1).
◆漿液性癌と比較して化学療法の治療は奏効しにくく,予後不良である1, 2).
◆ほとんどの欧米のランダム化比較試験でこれらの組織型は全対象患者の10%以下であり,組織型ごとのサブグループ解析が行われること自体が少ない.また,報告されているサブグループ解析でも本組織型に有効な治療は示されていない.
参考文献
1)日本産科婦人科学会 : 婦人科腫瘍登録 http://plaza.umin.ac.jp/〜jsog-go/new5.html
2)Oliver KE, et al : Gynecol Oncol 147 : 243-249, 2017
3)Bookman MA, et al : J Clin Oncol 27 : 1419-1425, 2009
4)Tewari KS, et al : J Clin Oncol 37 : 2317-2328, 2019
5)Katsumata N, et al : Lancet Oncol 14 : 1020-1026, 2013
6)Sugiyama T, et al : J Clin Oncol 34 : 2881-2887, 2016
7)Gore M, et al : Gynecol Oncol 153 : 541-548, 2019
8)Komiyama S, et al : Int J Clin Oncol 24 : 103-114, 2019
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