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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル

婦人科編 Ⅳ.腫瘍

抗がん薬副作用対策―骨髄抑制

著者: 西野幸治1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科家族性・遺伝性腫瘍学講座(産科婦人科)

ページ範囲:P.222 - P.224

文献概要

処方のポイント

◆発熱性好中球減少症(FN)は,がん化学療法による治療関連死の最大の原因である.

◆高リスク例に対しては,緑膿菌をカバーした抗菌薬の単剤経静脈投与を行う.

◆低リスク例に対しては,抗菌薬内服による外来管理が可能な場合もあるが,有事に速やかに来院・入院できる体制が担保されている場合にのみ考慮されうる.

◆FNに対して,G-CSF製剤のルーチン投与を勧めるエビデンスはない.

参考文献

1)Klastersky J, et al : J Clin Oncol 18 : 3038-3051, 2000
2)日本臨床腫瘍学会(編) : 発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン,改訂第2版.南江堂,2017
3)Culine S, et al : J Clin Oncol 26 : 421-427, 2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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