文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
婦人科編 Ⅳ.腫瘍
文献概要
処方のポイント
◆発熱性好中球減少症(FN)は,がん化学療法による治療関連死の最大の原因である.
◆高リスク例に対しては,緑膿菌をカバーした抗菌薬の単剤経静脈投与を行う.
◆低リスク例に対しては,抗菌薬内服による外来管理が可能な場合もあるが,有事に速やかに来院・入院できる体制が担保されている場合にのみ考慮されうる.
◆FNに対して,G-CSF製剤のルーチン投与を勧めるエビデンスはない.
◆発熱性好中球減少症(FN)は,がん化学療法による治療関連死の最大の原因である.
◆高リスク例に対しては,緑膿菌をカバーした抗菌薬の単剤経静脈投与を行う.
◆低リスク例に対しては,抗菌薬内服による外来管理が可能な場合もあるが,有事に速やかに来院・入院できる体制が担保されている場合にのみ考慮されうる.
◆FNに対して,G-CSF製剤のルーチン投与を勧めるエビデンスはない.
参考文献
1)Klastersky J, et al : J Clin Oncol 18 : 3038-3051, 2000
2)日本臨床腫瘍学会(編) : 発熱性好中球減少症(FN)診療ガイドライン,改訂第2版.南江堂,2017
3)Culine S, et al : J Clin Oncol 26 : 421-427, 2008
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