文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編 Ⅰ.異常妊娠
文献概要
処方のポイント
◆胎児頻脈性不整脈と徐脈性不整脈が治療の対象となりうるが,いずれの薬剤も胎児治療に対しては適応外使用となるため,十分な説明および慎重な対応が必要である.
◆胎児頻脈性不整脈の胎児治療に関しては,その有効性はコンセンサスが得られているが,母体への副作用が少なくなく,胎児に時に重篤な副作用が生じうる.
◆胎児徐脈性不整脈の胎児治療に関しては,治療効果はきわめて限定的である一方,母児への副作用は明らかであることから,胎児治療をしないという選択も尊重される.
◆胎児頻脈性不整脈と徐脈性不整脈が治療の対象となりうるが,いずれの薬剤も胎児治療に対しては適応外使用となるため,十分な説明および慎重な対応が必要である.
◆胎児頻脈性不整脈の胎児治療に関しては,その有効性はコンセンサスが得られているが,母体への副作用が少なくなく,胎児に時に重篤な副作用が生じうる.
◆胎児徐脈性不整脈の胎児治療に関しては,治療効果はきわめて限定的である一方,母児への副作用は明らかであることから,胎児治療をしないという選択も尊重される.
参考文献
1)Donofrio MT, et al : Circulation 129 : 2183-2242, 2014
2)Miyoshi T, et al : J Am Coll Cardiol 74 : 874-885, 2019
3)Miyoshi T, et al : Circ J 76 : 469-476, 2012
4)Miyoshi T, et al : BMJ Open 7 : e016597, 2017
5)Jaeggi ET, et al : Circulation 110 : 1542-1548, 2004
掲載誌情報