文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編 Ⅱ.妊娠関連疾患
文献概要
処方のポイント
◆深部静脈血栓症は妊娠後期や産褥期のみならず,妊娠初期にも発症することに留意して,妊娠初診時から血栓症リスク評価を行う.
◆妊娠中の抗凝固療法では,胎児への安全性と保険適用の観点から未分画ヘパリンが第一選択である.
◆深部静脈血栓症のハイリスク妊産婦では,理学的予防法に加えて予防的抗凝固療法の実施が重要である.
◆深部静脈血栓症は妊娠後期や産褥期のみならず,妊娠初期にも発症することに留意して,妊娠初診時から血栓症リスク評価を行う.
◆妊娠中の抗凝固療法では,胎児への安全性と保険適用の観点から未分画ヘパリンが第一選択である.
◆深部静脈血栓症のハイリスク妊産婦では,理学的予防法に加えて予防的抗凝固療法の実施が重要である.
参考文献
・日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編) : 産婦人科ガイドライン―産科編2017,CQ004-1〜004-3 日本産科婦人科学会,2017
・伊藤正明,他 : 肺血栓塞栓症および深部静脈血栓症の診断,治療,予防に関するガイドライン(2017年改訂版).2018
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