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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 産科編 Ⅱ.妊娠関連疾患

A群β溶血性レンサ球菌(GAS)感染症

著者: 早田英二郎1 梅村なほみ1 中田雅彦1

所属機関: 1東邦大学医学部産科婦人科学講座

ページ範囲:P.296 - P.298

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処方のポイント

◆溶連菌感染症に対してはペニシリン系抗菌薬が第一選択である.

◆妊産婦において「持続する下腹部痛」「性器出血」「子宮内胎児死亡」の所見がある場合は,劇症型A群溶連菌感染症へ移行するリスクが高いと考える.

◆初期対応時のquick SOFAで敗血症が疑われた場合は,早期に抗菌薬の全身投与を行う.

参考文献

1)妊産婦死亡症例検討評価委員会 : 母体安全への提言2017 : 28-32, 2018
2)西田 修,他 : 日救急医会誌28 : S51-S62, 2017
3)舘田一博,他 : Jpn J Antibiot 71 : 273-298, 2018
4)Stevens DL : J Infect Chemother 7 : 69-80, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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