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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻4号

2020年04月発行

増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル

産科編 Ⅳ.分娩の異常と処置

前期破水

著者: 瀬山貴博1 永松健1 藤井知行1

所属機関: 1東京大学医学部附属病院女性診療科産科

ページ範囲:P.320 - P.323

文献概要

処方のポイント

◆妊娠34週未満の前期破水における広域スペクトラムの予防的抗菌薬投与は,妊娠期間を延長し母児の感染を減らす.

◆妊娠34〜36週の前期破水の管理は,妊娠37週以降の前期破水の管理に準じる.

◆GBS陽性例では,アンピシリンの点滴静注によって新生児のGBS感染を予防する.

参考文献

1)Middleton P, et al : Cochrane Database SystRev 1 : CD005302, 2017
2)日本産婦人科学会,他(編) : 産婦人科診療ガイドライン―産科編2017,CQ 303.日本産婦人科学会,2017
3)ACOG Practice Bulletin, Number 188, prelabor rupture of membranes, January, 2018
4)Neilson JP, et al : Cochrane Database SystRev(2) : CD004352, 2014
5)Saccone G, et al : Am J Obstet Gynecol 212 : 627.e1-627.e9, 2015

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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