文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編 Ⅴ.産褥期の異常
文献概要
処方のポイント
◆子宮内感染の徴候がある子宮復古不全症例に対しては,抗菌薬を投与する.
◆胎盤や卵膜の遺残(RPOC)が疑われる場合は,原則的に子宮内容除去を優先し,抗菌薬および子宮収縮薬を併用する.
◆子宮内感染徴候や胎盤・卵膜遺残のない子宮復古不全症例に対しては,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩錠を第一選択薬とする子宮収縮薬を,禁忌症例の存在に十分留意して投与する.
◆子宮内感染の徴候がある子宮復古不全症例に対しては,抗菌薬を投与する.
◆胎盤や卵膜の遺残(RPOC)が疑われる場合は,原則的に子宮内容除去を優先し,抗菌薬および子宮収縮薬を併用する.
◆子宮内感染徴候や胎盤・卵膜遺残のない子宮復古不全症例に対しては,メチルエルゴメトリンマレイン酸塩錠を第一選択薬とする子宮収縮薬を,禁忌症例の存在に十分留意して投与する.
参考文献
1)日本産科婦人科学会(編) : 産科婦人科用語集・用語解説集,改訂第3版.p217,2013
2)日本産科婦人科学会/日本産婦人科医会(編) : 産婦人科診療ガイドライン―産科編2017,p214,日本産科婦人科学会,2017
掲載誌情報