文献詳細
文献概要
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル 産科編 Ⅴ.産褥期の異常
産褥熱
著者: 香川秀之1
所属機関: 1関東労災病院産婦人科
ページ範囲:P.333 - P.335
文献購入ページに移動処方のポイント
◆産褥熱(産褥子宮内膜炎)に対しては細菌培養検査の結果を待つことなく,早期に抗菌薬治療を開始する必要がある(empiric therapy).
◆産褥熱(産褥子宮内膜炎)の起炎菌は嫌気性菌を含む複数菌感染であることが多いため,嫌気性菌を想定して広域抗菌スペクトラムを有する薬剤を選択する.
◆産褥熱(産褥子宮内膜炎)に対しては細菌培養検査の結果を待つことなく,早期に抗菌薬治療を開始する必要がある(empiric therapy).
◆産褥熱(産褥子宮内膜炎)の起炎菌は嫌気性菌を含む複数菌感染であることが多いため,嫌気性菌を想定して広域抗菌スペクトラムを有する薬剤を選択する.
参考文献
1)日本産科婦人科学会(編) : 産科婦人科用語集・用語解説集,改訂第3版.p197,2013
2)日本産婦人科感染症学会(編) : 産婦人科感染症マニュアル.p90,2018
3)Chen KT, et al : Postpartum endometritis. Post TW, ed : UpToDate. Waltham, MA : UpToDate Inc. https://uptodate.com
掲載誌情報