文献詳細
増刊号 産婦人科処方のすべて2020―症例に応じた実践マニュアル
産科編 Ⅴ.産褥期の異常
文献概要
処方のポイント
◆鑑別疾患に注意する.尿閉・尿失禁ともに薬物療法は補助的な位置づけである.
◆産褥期の排尿障害は女性下部尿路症状(FLUTS)の端緒となりうるため,遷延する場合は専門医との連携を検討する.
◆添付文書上は授乳婦には使用できない薬剤も多いので,処方に際しては注意を要する.
◆鑑別疾患に注意する.尿閉・尿失禁ともに薬物療法は補助的な位置づけである.
◆産褥期の排尿障害は女性下部尿路症状(FLUTS)の端緒となりうるため,遷延する場合は専門医との連携を検討する.
◆添付文書上は授乳婦には使用できない薬剤も多いので,処方に際しては注意を要する.
参考文献
1)有馬香織,他 : 臨婦産68 : 361-362, 2014
2)EBMに基づく尿失禁診療ガイドライン2004 https://minds.jcqhc.or.jp/n/pub/1/pub0015/G0000041/0002/0001
3)Mørkved S, et al : Int Urogynecol J PelvicFloor Dysfunct 10 : 394-398, 1999
4)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会(編) : 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2017.pp327-344,杏林舍,2017
5)日本排尿機能学会・日本泌尿器科学会(編) : 女性下部尿路症状診療ガイドライン,第2版.リッチヒルメディカル,2019
6)堀田久美,他 : 超音波医学39 : S289, 2012
7)医療用医薬品の添付文書情報 https://www.info.pmda.go.jp/psearch/html/menu_tenpu_base.html
8)成育医療研究センター妊娠と薬情報センター https://www.ncchd.go.jp/kusuri/lactation/druglist.html
9)大分県『母乳と薬剤』研究会(編) : 母乳とくすりハンドブック.http://www.oitaog.jp/syoko/binyutokusuri.pdf
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