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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻5号

2020年05月発行

文献概要

連載 教訓的症例から学ぶ産婦人科診療のピットフォール

術前に卵管留症を疑い術中に虫垂腫瘍捻転が判明した1例

著者: 髙木春菜1 廣中昌恵1 神谷典男1

所属機関: 1名古屋記念病院産婦人科

ページ範囲:P.500 - P.504

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症例
▶患 者 54歳,2妊2産,閉経後
▶主 訴 褐色漿液性帯下
▶既往歴 関節リウマチ
▶現病歴

 初診の1か月前の嘔吐・下痢,その直後からの大量の褐色漿液性帯下の持続増加を主訴に婦人科クリニックを受診.同クリニックより卵管留症の疑いにて紹介受診となった.

参考文献

1)青木裕一,他 : 急性腹症で発症した虫垂粘液囊腫軸捻の1例.日臨外会誌77 : 2743-2747, 2016
2)河原井麗正,他 : 付属器由来と思われた囊胞性病変が腹腔鏡下手術で虫垂由来と判明した1例.日産婦内視鏡会誌34 : 118-122, 2018
3)増田貴彦,他 : 虫垂悪性腫瘍の9例.北海道外科雑誌57 : 44-47, 2012
4)野崎敬博,他 : 傍卵巣嚢胞の診断で腹腔鏡下手術を施行した低異型度虫垂粘液性腫瘍の1例.山梨産婦会誌5 : 39-39, 2014
5)平野恵美子,他 : 卵巣腫瘍と鑑別を要した低異型度虫垂粘液腫瘍の1例.現代産婦人科66 : 185-189, 2017
6)吉満輝行,他 : 右卵巣嚢腫の術前診断で腹腔鏡下手術を行った低異軽度虫垂粘液性腫瘍の1例.日産婦内視鏡会誌34 : 246-251, 2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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