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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻7号

2020年07月発行

文献概要

今月の臨床 若年女性診療の「こんなとき」どうする?―多彩でデリケートな健康課題への処方箋 若年妊婦のケア

児童虐待防止に向けて何ができるか,何をすべきか

著者: 大門篤史1 藤田太輔1 大道正英1

所属機関: 1大阪医科大学産婦人科

ページ範囲:P.716 - P.720

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●児童虐待相談対応件数は,28年連続で増加しており,平成30年度は過去最多の159,850件であった.

●若年妊娠の虐待死事例の特徴として,生後24時間以内(日齢0日児)の死亡事例と日齢1日以上の死亡事例で異なる傾向があり,異なったアプローチが必要である.

●児童虐待を防止するためには,予期しない妊娠を防止するだけでなく,妊娠期から介入することが目標となる.

参考文献

1)厚生労働省 : 平成30年度児童相談所での児童虐待相談対応件数<速報値>.
2)厚生労働省 : 平成30年度人口動態統計.第4表 母の年齢(5歳階級)・出生順位別にみた出生数
3)大阪府 : 未受診や飛込みによる出産等実態調査.2017年調査報告
4)社会保障審議会児童部会児童虐待等要保護事例の検証に関する専門委員会 : 子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について,第15次報告.
5)厚生労働省 : 平成30年度衛生行政報告例.6母体保護関係

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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