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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科74巻8号

2020年08月発行

文献概要

今月の臨床 産婦人科医に最低限必要な正期産新生児管理の最新知識(Ⅰ)―どんなときに小児科の応援を呼ぶ? 新生児でよく見る症状とその対応

何となく具合が悪い新生児

著者: 新藤潤1

所属機関: 1東京都立小児総合医療センター新生児科

ページ範囲:P.826 - P.831

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●「何となく具合が悪い」(not doing well)新生児は手術率・死亡率ともに高いため,重症疾患の初発症状と認識して,ただちに原因検索・治療を進める必要がある.

●原因は多岐にわたるため検索は小児科に任せる.搬送を躊躇しない.

●可能であれば搬送前にSpO2および心電図モニターを装着し,血糖,血液ガスの評価を行う.

●搬送前に治療を開始する際は検体〔血清または血漿,濾紙血(タンデムマススクリーニング用紙),尿,血液培養〕を保存する.

参考文献

1)仁志田博司 : 新生児診断学.仁志田博司(編) : 新生児学入門,第5版,pp56-57,医学書院,2018
2)与田仁志 : 何となく元気がないnot doing well.周産期医32 : 279-282, 2002
3)飛彈麻里子 : Not doing well.周産期医47 : 1267-1269, 2017
4)新藤 潤,他 : 当院NICUで経験したnot doing well新生児36症例の検討.日小児会誌121 : 359, 2017
5)Kemper AR, et al : Strategies for implementing screening for critical congenital heart disease. Pediatrics 128 : e1259-e1267, 2011

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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