文献詳細
今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)―分娩時・産褥期の処置・手術
文献概要
●術前に内診や超音波断層法で子宮口開大度,展退を確認しておく.展退が悪いと子宮切開部の筋層が厚く,子宮切開時強出血を認めることがあり,また児娩出が困難なことがある.
●術前に超音波断層法で胎向,先進部(臀部,下肢など)を確認し,児娩出時のシミュレーションをしておく.
●児の損傷を避けるため,子宮筋層はメスで切るというより軽く触れるイメージで行う.少しずつ切開を進めると児の肌の色を反映し創部が赤色から黄色に変化する.
●術前に超音波断層法で胎向,先進部(臀部,下肢など)を確認し,児娩出時のシミュレーションをしておく.
●児の損傷を避けるため,子宮筋層はメスで切るというより軽く触れるイメージで行う.少しずつ切開を進めると児の肌の色を反映し創部が赤色から黄色に変化する.
参考文献
1)日本産科婦人科学会,他(編・監修):Q408 「分娩経過中に正常胎児心拍数波形から突然高度徐脈(あるいは遷延一過性徐脈)を認めた場合の対応は? 産婦人科診療ガイドライン―産科編2020.日本産科婦人科学会事務局,2020
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