文献詳細
今月の臨床 産科手術を極める(Ⅱ)―分娩時・産褥期の処置・手術
文献概要
●分娩第2期の分娩進行中に,胎児機能不全や分娩停止などの理由で急速遂娩を行うために,吸引遂娩術が行われる.
●吸引遂娩術施行にあたっては適応・要約を満たしているかどうか十分に判断する必要があり,診療録にもその内容をしっかり記載する必要がある.
●吸引遂娩術のコツとして滑脱を予防すること,吸引の方向を理解して行うこと,が重要である.
●吸引遂娩術施行にあたっては適応・要約を満たしているかどうか十分に判断する必要があり,診療録にもその内容をしっかり記載する必要がある.
●吸引遂娩術のコツとして滑脱を予防すること,吸引の方向を理解して行うこと,が重要である.
参考文献
1)日本産科婦人科学会,他(編・監修) : 産婦人科診療ガイドライン―産科編2020.pp206-210,2020
2)American College of Obstetricians and Gynecologists : Operative Vaginal Birth : ACOG Practice Bulletin Summary, No. 219. Obstet Gynecol 135 : 982-984, 2020
3)岡本愛光(監修) ; ウィリアムス産科学,原著25版.pp694-696,南山堂,2019
4)日本産科婦人科学会(編・監修) : 産婦人科専門医のための産婦人科必修知識2020年度版.B199-B201,日本産科婦人科学会,2020
5)Loghis C, et al : Comparison between metal cup and silicone rubber cup vacuum extractor. Eur J Obstet Gynecol Reprod Biol 45 : 173-176,1992
6)Johanson R, et al : Soft versus rigid vacuum extractor cups for assisted vaginal delivery. Cochrane Database Syst Rev(2) : CD000446, 2000
掲載誌情報