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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻3号

2021年04月発行

今月の臨床 女性のライフステージごとのホルモン療法―この1冊ですべてを網羅する

月経異常・不妊

子宮腺筋症

著者: 北原慈和1 岩瀬明1

所属機関: 1群馬大学医学部附属病院産科婦人科

ページ範囲:P.346 - P.350

文献概要

●子宮腺筋症は,エストロゲン依存性疾患である.そのため,生殖可能年齢にある女性では,何らかの治療を行わないと子宮腺筋症の病変は増悪の一途を辿る.

●子宮腺筋症における主な症状は,①月経困難症,②過多月経・過長月経などの月経異常,③不妊症,などである.薬物療法を行う際は,どの症状をターゲットとするかを患者と相談をしながら決定することが重要である.

●子宮腺筋症の好発年齢は,30歳台後半からとされている.しかし,若年性囊胞性腺筋症という稀な疾患もあるため,注意を要する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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