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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻4号

2021年04月発行

文献概要

増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために 周産期 出生前診断の検査と処置

絨毛検査を行うにあたっての患者説明

著者: 三浦生子1 三浦清徳1

所属機関: 1長崎大学大学院医歯薬学総合研究科産科婦人科学分野

ページ範囲:P.36 - P.41

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必ず説明しておくべきこと

◆検査前後の遺伝カウンセリングは必須である.

◆胎児の染色体異常や遺伝子疾患を診断するための確定的検査であり,破水や流産の危険性を伴う侵襲的検査である.

◆検査対象は染色体異常あるいは遺伝子疾患の胎児を妊娠している可能性が高い妊婦である.

◆検査の実施時期は妊娠11〜13週である.

◆検査法には経腹法と経腟法とがあり,胎盤の付着部位によって最適な検査法が選択される.

参考文献

1)日本産科婦人科学会・日本産婦人科医会(編):産婦人科診療ガイドライン―産科編 2020.日本産科婦人科学会,2020
2)日本産科婦人科学会:出生前に行われる遺伝学的検査および診断に関する見解.日本産科婦人科学会,東京,2013
3)Practice Bulletin No. 162 : Obstet Gynecol 127 : e108-e122, 2016
4)Kalousek DK, et al : Science 221 : 665-667, 1983
5)三浦清徳,他 : 臨婦産70 : 951-959, 2016
6)三浦清徳,他 : 臨婦産71(増刊号) : 45-46, 2017
7)三浦清徳,他 : 産婦の実際66 : 451-456, 2017
8)三浦清徳 : 遺伝子医MOOK 別冊 : 164-168, 2019
9)Miura K, et al : Am J Med Genet A 140A : 1827-1833, 2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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