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増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために 周産期 出生前診断の検査と処置
NIPTを行うにあたっての患者説明
著者: 鈴森伸宏1
所属機関: 1名古屋市立大学大学院医学研究科産科婦人科
ページ範囲:P.42 - P.45
文献購入ページに移動必ず説明しておくべきこと
◆主に妊娠10週以降の母体血で,胎児21・18・13トリソミーについて非確定的な出生前検査をすることができる.
◆NIPTの検査結果が陽性(ハイリスク)のときは,羊水または絨毛検査による確定検査が必要である.
◆偽陽性・偽陰性の可能性,および結果によってはさまざまな選択肢につながる場合があることについての説明が大切である.
◆主に妊娠10週以降の母体血で,胎児21・18・13トリソミーについて非確定的な出生前検査をすることができる.
◆NIPTの検査結果が陽性(ハイリスク)のときは,羊水または絨毛検査による確定検査が必要である.
◆偽陽性・偽陰性の可能性,および結果によってはさまざまな選択肢につながる場合があることについての説明が大切である.
参考文献
1)Lo YM, et al : Am J Hum Genet 62 : 768-775, 1998
2)関沢明彦 : 日本産婦人科医会報64 : 8-9, 2012
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6)Bianchi DW, et al : N Engl J Med 370 : 799-808, 2014
7)Suzumori N, et al : Prenat Diagn 39 : 100-106, 2019
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