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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻4号

2021年04月発行

増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために

不妊・不育

卵巣予備能検査を行うにあたっての患者説明

著者: 浅田義正123

所属機関: 1浅田レディース品川クリニック 2浅田レディース名古屋駅前クリニック 3浅田レディース勝川クリニック

ページ範囲:P.151 - P.154

文献概要

必ず説明しておくべきこと

◆妊娠できる限界は「卵子の老化」が第1要因であるが,卵巣に残っている卵子の目安である卵巣予備能も第2の要因である.

◆卵巣予備能の検査はいろいろあったが,現在最も信頼できる検査はアンチミューラリアンホルモン(AMH)検査である.

◆AMH検査は間接的に原始卵胞数を反映している検査で,測定誤差や周期変動もあり,半定量的検査として利用すべきである.

◆AMH検査は生殖医療の向上と精度を担保するために不可欠な検査である.

参考文献

1)浅田義正 : よくわかるAMHハンドブック第2版.協和企画,東京,2019
2)Baker TG : Proc R Soc Lond B Biol Sci 158 : 417-433, 1963
3)Asada Y, et al : Reprod Med Biol 16 : 364-373, 2017
4)Asada Y, et al : Reprod Med Biol 18 : 273-277, 2019
5)La Marca A, et al : Hum Reprod 24 : 2264-2275, 2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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