文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
不妊・不育
文献概要
必ず説明しておくべきこと
◆受精率について:ICSIを実施すれば100%受精が成立するわけではない.ICSIでも受精できない場合がある.
◆卵子が受ける影響について:針を卵子に刺入することで,卵子の状態によっては卵子が変性することがある.IVFでできた胚と比べると胚盤胞形成率が低いといわれている.
◆児への影響について:先天奇形については一般集団と変わらないとの報告が多い.染色体異常は一般集団より高いとの報告が多く,父親由来の構造異常の増加が指摘されている.
◆受精率について:ICSIを実施すれば100%受精が成立するわけではない.ICSIでも受精できない場合がある.
◆卵子が受ける影響について:針を卵子に刺入することで,卵子の状態によっては卵子が変性することがある.IVFでできた胚と比べると胚盤胞形成率が低いといわれている.
◆児への影響について:先天奇形については一般集団と変わらないとの報告が多い.染色体異常は一般集団より高いとの報告が多く,父親由来の構造異常の増加が指摘されている.
参考文献
1)栁田 薫,他 : 医のあゆみ249 : 83-88,2014
2)吉村泰典,他 : 最適な不妊治療の選択指針.日本生殖医学会(編) : 生殖医療ガイドライン2007.p301,金原出版,東京,2007
3)日本生殖医学会 : 顕微授精.日本生殖医学会(編) : 生殖医療の必修知識2020,p337,日本生殖医学会,東京,2020
4)日本生殖医学会 : 生殖補助医療を受ける患者へのインフォームド・コンセント.日本生殖医学会(編) : 生殖医療の必修知識2020,p308,日本生殖医学会,東京,2020
掲載誌情報