文献詳細
文献概要
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために 不妊・不育
不育症に対するアスピリン・ヘパリン療法を行うにあたっての患者説明
著者: 竹下俊行1
所属機関: 1日本医科大学産婦人科学
ページ範囲:P.187 - P.192
文献購入ページに移動必ず説明しておくべきこと
◆抗リン脂質抗体症候群などの血栓性素因合併妊娠に対して低用量アスピリン・ヘパリン療法が行われるが,アスピリンには保険適用がないこと.
◆アスピリンの添付文書には,「出産予定日12週間以内の妊婦には投与しないこと」と書かれていること.
◆アスピリンには副作用として出血傾向があること.服用開始,中止の判断は医師に任せ自己判断は禁物であること.
◆抗リン脂質抗体症候群などの血栓性素因合併妊娠に対して低用量アスピリン・ヘパリン療法が行われるが,アスピリンには保険適用がないこと.
◆アスピリンの添付文書には,「出産予定日12週間以内の妊婦には投与しないこと」と書かれていること.
◆アスピリンには副作用として出血傾向があること.服用開始,中止の判断は医師に任せ自己判断は禁物であること.
参考文献
1)ESHRE Early Pregnancy Guideline Development Group : 12. Treatment for RPL and Thrombophilia. Recurrent Pregnancy Loss ―Guideline of the European Society of Human Reproduction and Embryology. pp93-97, European Society of Human Reproduction and Embryology, Grimbergen, 2017
2)Duley L, et al : Cochrane Database Syst Rev (2) : CD004659, 2007
3)Miyazaki M, et al : J Obstet Gynaecol Res 44 : 87-92, 2018
4)Kozer E, et al : Am J Obstet Gynecol 187 : 1623-1630, 2002
5)国立研究開発法人日本医療研究開発機構委託事業,成育疾患克服等総合研究事業「不育症の原因解明,予防治療に関する研究」研究班 : AMED研究 不育症の原因解明,予防治療に関する研究を基にした不育症管理に関する提言2019.http://fuiku.jp/common/teigen001.pdf(2020年12月アクセス)
掲載誌情報