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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻4号

2021年04月発行

増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために

不妊・不育

Q14 良好胚を何度移植しても妊娠しません.どうすればよいですか? なにか検査はできないのですか?

著者: 堤治1

所属機関: 1医療法人財団順和会山王病院

ページ範囲:P.210 - P.210

文献概要

A14

 良好胚を移植しても着床せず妊娠しない場合,原因として大きくわけて2つの要因が考えられます.1つは胚の側に問題がある場合,もう1つは着床する子宮内膜に問題がある場合です.

 胚に原因がある場合の多くは,受精卵の染色体の数的異常です.女性の年齢が高くなるとその頻度が増します.現在臨床研究中ですが,着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)といって,胚の染色体検査が可能です.異常のない胚を移植することにより解決します.染色体異常による流産を防ぐことも期待できます.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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