文献詳細
増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために
思春期・若年期
文献概要
A8
性には身体の性,性自認(性の自己認識 : 「自分は男(女,どちらでもないなど)」という認識,心の性),性的指向(恋愛や性交の対象となる性別),性役割(男性として,女性として果たしている役割),性別表現(服装,髪形など),指定された性(戸籍や保険証などの性別)などの多くの要素があります.その1つ以上が多数派とは異なる人々は性的マイノリティと呼ばれます.
身体の性(それにより指定された性別)と性自認とが一致せず,「自分の身体やその性別で生きていることに嫌悪感をもち,他の性別で生きたいと望む」性別違和感をもつ人々はトランスジェンダーと呼ばれます.このうち身体の治療を希望し医療施設を受診した人々の診断名として「性同一性障害(gender identity disorder : GID)」があります.
性には身体の性,性自認(性の自己認識 : 「自分は男(女,どちらでもないなど)」という認識,心の性),性的指向(恋愛や性交の対象となる性別),性役割(男性として,女性として果たしている役割),性別表現(服装,髪形など),指定された性(戸籍や保険証などの性別)などの多くの要素があります.その1つ以上が多数派とは異なる人々は性的マイノリティと呼ばれます.
身体の性(それにより指定された性別)と性自認とが一致せず,「自分の身体やその性別で生きていることに嫌悪感をもち,他の性別で生きたいと望む」性別違和感をもつ人々はトランスジェンダーと呼ばれます.このうち身体の治療を希望し医療施設を受診した人々の診断名として「性同一性障害(gender identity disorder : GID)」があります.
参考文献
1)中塚幹也 : 封じ込められた子ども,その心を聴く―性同一性障害の生徒に向き合う.pp1-260,ふくろう出版,岡山,2017
2)World Professional Association for Transgender Health,中塚幹也,他(監訳):トランスセクシャル,トランスジェンダー,ジェンダーに非同調な人々のためのケア基準 第7版.https://amo_hub_content.s3.amazonaws.com/Association140/files/SOC%20Japanese_new2.pdf(2020年12月アクセス)
3)日本精神神経学会性同一障害に関する委員会 : 性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン(第4版改).https://www.jspn.or.jp/uploads/uploads/files/activity/gid_guideline_no4_20180120.pdf(2020年12月アクセス)
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