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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科75巻4号

2021年04月発行

増刊号 産婦人科患者説明ガイド―納得・満足を引き出すために

中高年期・老年期

ホルモン補充療法(HRT)を実施するにあたっての患者説明

著者: 寺内公一1

所属機関: 1東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科茨城県地域産科婦人科学講座

ページ範囲:P.238 - P.242

文献概要

必ず説明しておくべきこと

◆HRTには,エストロゲンのゆらぎによる更年期症状の治療と,エストロゲンの欠乏に関連する慢性疾患の予防という2つの目的がある1)

◆HRTの内容や持続期間については,医師と患者とが話し合いを重ねつつ,個々の背景を考慮に入れて決定する.

◆閉経後10年未満でHRTを開始すれば,生命予後をはじめとして得られるベネフィットがリスクを上回ると期待される2)

参考文献

1)日本産科婦人科学会,日本女性医学学会(編) : ホルモン補充療法ガイドライン2017年度版.日本産科婦人科学会,東京,2017
2)Manson JE, et al : JAMA 318 : 927-938, 2017
3)寺内公一 : 周期的投与法と持続的投与法はどちらがよいか? どう使い分けるか? 水沼英樹・他(編) : 今日からできるホルモン補充療法―HRT実践マニュアル.pp126-131,中外医学社,東京,2013
4)Jaakkola S, et al : Obstet Gynecol 114 : 1197-1204, 2009
5)Weiss LK, et al : Obstet Gynecol 100 : 1148-1158, 2002
6)日本産科婦人科学会,日本産婦人科医会(編) : CQ408 ホルモン補充療法(HRT)の有害事象についての説明は? 産婦人科診療ガイドライン―婦人科外来編2020,pp185-187,日本産科婦人科学会,2020

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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